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2020.07.09|写真

私のカメラは、ライカQ2

鎌倉 二階堂 瑞泉寺

CanonのRシリーズが、「ライカQ2買おう!」の引き金に
2020年2月にライカQ2を購入、ちくちくローンを払ってます。ライカQ2は、コンデジだけど、コンデジでもライカはとても、とても高価なので、買うには勇気と理由が必要でした。

 

ずっとCanonユーザーです。お仕事ではCanonのデジタル一眼レフ機やミラーレス機を使用。ここ5年ばかりは、EVF装着のEOS-M3で鎌倉を撮り歩いてる。EOS-M3はほんとにとってもお気に入りで、EF-Mレンズラインナップのほとんどを所有。これにツアイスのオールドレンズ4本を加えて、かなり満足してます。

でも、梅とか桜とか、木に咲く細かい花々をピリッと撮りたくて、「センサーのでかいカメラ欲しい」と心の奥で思っていました。

 

CanonのEOS Rシリーズが発表されたとき、気持ち的には飛びついた。だけど、レンズマウントが刷新されたことに驚きと落胆……。レンズ資産がゼロになるわけじゃないけど、ボディに適化したレンズが欲しくならないわけがないじゃない!
おいくら用意すればいいのかしら……とスマホの電卓たたいてみたら、ずんと心が重くなり、そして、ボディはともかくレンズの重さも身体にのしかかることがわかって、Rへの気持ちはぺちゃんこ!

 

鎌倉を撮るには、機動力が最重要。EOS-M3が好きなのは、使うかどうかわからないレンズまで欲張って持っても重さ2kgぐらいで収まっちゃうから。Rシリーズが発表されたとき、EOS-Mシリーズはもう終焉って感じが漂ってきたので、そこのところにも激しく落胆しましたよ。

鎌倉 扇ガ谷 海蔵寺

2019年のある春の夜、カメラのことを考えていた
なんとなく、WEBでカメラ情報をチェックしてたら、なんとなくですまなくなった。

 

EOS Rボディと欲しいRFレンズ買うなら中古のライカM10ぐらい買えちゃう? でもM10持ったらレンズは何にしようかな…やだ…レンズだけでも100万円ですって……ムリムリ! まぁライカQならなんとか…ズミルックスついてるし!と思ったら…Q2出る…あら防塵防滴だって! すごい!!ズミルックスに専用フルサイズセンサーがついてて雨の日も安心なら…70万円安いっ!!! ←安くない!!!!

 

……というような、非常に混乱した思考でQ2が欲しくてたまらくなったのです。
Q2のことをWEBであれこれ調べていたら、なんかもう頭がおかしくなって、自分にぴったりのカメラはライカQ2しかない! と思うようになっちゃった。

 

幸いなことに、ライカQ2は発売前から大評判で、予約しても数ヶ月待ちということで、すぐには手に入らない。それで、興奮しきった物欲もおとなしくなり、買えるようになったら真剣に考えよう…ということで夏はすぎ、秋から冬へ、2019年は暮れて行きました。

鎌倉 大町 教恩寺

Q2が、お店で買えるようになった!
日々の写真撮影はEOS-M3、別に不満ないよ! と己に言い聞かせつつも、2020年のお正月が明けて、梅が咲き始めるとフルサイズのカメラ欲が湧き上がってきた。


ようやく、店頭でQ2が買えるようになってきたようだ。宅の主人に「カメラ買いたい」と相談…じゃなくて宣言したら「いいんじゃない?」というので、次の週に新宿のカメラ店に行って購入しました。
ライカQ2買うのに必要なのは、勇気のふりした狂気だったのです。

 

誰もそんなこと私に聞いたりしないけど、Q2を買った理由をあげておきます。

⚫︎オートフォーカスだから安心
⚫︎フルサイズのセンサーだから、咲き始めの梅の花がスカッと撮れる
⚫︎広角レンズだから、社寺の建造物が撮りやすい
⚫︎マクロ機能あるから、花の寄りも、カフェのスイーツも撮れる
⚫︎防塵防滴だから、強風の海辺も梅雨時の紫陽花も撮りまくり
⚫︎コンデジだからレンズ持たなくていい

⚫︎お仕事用には今のCanonの装備で、充実している
⚫︎もう、レンズを欲しがらなくなる

 

そして、私がライカQ2を手にした頃、世界中に新型コロナウイルスの脅威が迫っていたのでありました。

JR鎌倉駅西口